2018
03/15
chouetteが特別な理由。コーヒー豆を低温で焙煎するということ。
低温焙煎の何がすごいの?
chouetteのコーヒーが他のお店と違う理由。それはコーヒーに対するアプローチにあります。
大きく異なるのが低温で焙煎するということ。一般的にコーヒー豆を焙煎することで素材に変化が生まれるのが170℃〜180℃あたり。chouetteの焙煎では、150℃を過ぎたあたりからコーヒー豆の変化が始まります。
温度が低いことでコーヒーにどんなポジティブな影響があるのか?
わかりやすいのが、焙煎による苦味が発生しません。焙煎によって生まれるコーヒーの苦味は、コーヒー豆自体が焦げてしまうことから苦味が発生します。コーヒー本来のおいしさを表現したい時に、苦味は人によって加えられたものなので必要ありません。そして、コーヒー豆が持ち合わせているおいしさを強い熱によって壊される事がありません。
コーヒー豆が持ち合わせているおいしさとは心地よい酸味であり、お花のような,フルーツのような,若々しいフレッシュハーブのような香りです。これらの香りは、浅煎りと呼ばれるコーヒー豆で多く感じる事ができます。コーヒー豆が高温に晒される時間が長くなるほど、熱によるダメージでそれらが減少していきます。
矛盾するようですが、コーヒー豆は焙煎によって熱を加えることで化学変化を起こし、身体が喜ぶ吸収しやすい状態に変化します。熱を加えなくてはおいしくならないですし、熱を加え過ぎればおいしさを失うのです。
低温焙煎をしたコーヒーは、低い温度なので熱を加えすぎることを防ぎます。また、低温でもコーヒー豆が化学変化を起こしているので、焙煎によるおいしさを兼ね備えます。chouetteのロースティングカラーチャートをご覧ください。一般的なカラーチャートが上段です。
焙煎カラーは浅く、熱を加え過ぎず素材のおいしさを表現している事がわかります。見た目にはわかりませんが、コーヒー豆自体の化学変化は実際のカラーチャートよりも1〜2段階ほど進んだ状態ですので、焙煎によって身体が吸収しやすいおいしい状態になっています。
つまり、おいしさの幅が広いのです。
・なんでライトローストなのに、コクがありこんなに甘さと余韻が続くんだろう?
・なんでダークローストは苦くなくて、チョコレートやナッツの香ばしさと滑らかさが出ているのに、心地よい酸味が残っているのだろう?
コーヒーは焙煎によって味わいが変化します。もっとも多くの味わいや香りを感じられるポイントがそのコーヒーを最も表現しているポイントです。コーヒーの味わいや香りをより多く幅広く伝えられる低温焙煎は、chouetteが他では味わえないコーヒーのおいしさを生み出す1つの理由です。
素材にストレスをかけない
素材に過度なストレスをかける事で、エグ味や雑味が出てきてしまったり味わいが広がらずおいしくならない事があります。
焙煎や抽出の工程で様々な要因が考えられるのですが、chouetteではできるだけそのストレスを排除します。例えばコーヒーを飲む上で必ず焙煎という作業を行いますが、強い熱量に晒したコーヒー豆を休ませる事でカップクオリティを上げる事ができます。温度、湿度、光量を管理しゆっくりと休ませることもおいしいコーヒーに必要な事です。
おいしいコーヒーは身体が喜ぶ
コーヒーらしさとは苦いということではありません。コーヒーそのものの味わいや風味を表現したものがコーヒーらしいのです。
コーヒーらしさとは?−どうすれば素材の美味しさを表現できるのか?−
スッキリと飲みやすく、甘いコクと余韻が広がりまた飲みたくなります。そんな身体が欲しがるコーヒーを体験して下さい。
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