Colombia La Sierra Washed Lactic Fermentation
コロンビア　ラシエラ　ウォッシュド　ラクティック　ファーメイテーション

生産国：　　コロンビア
農園 : La Sierra 13 農園
Origin: Proyecto Renacer
標高：　　　2100m
品種：　　　Castillo, Caturra, Pajarito, Tabi, Bourbon
精製：　　 乳酸アナエロビックファーメンテーション (Extended Lactic Fermentation Washed)

特徴：　コロンビア北西メデリン市の東に位置する小さなコミュニティのラシエラでは、空気は澄み渡り、時間はゆっくりと流れ、近隣の大きな街メデリンでの喧騒は全く感じることができないほどのどかな場所です。
しかし近年までラシエラは、暴力と抗争の絶えないレッドゾーンとして地元の多くの人々から嫌悪されてきました。
このような状況の中、絶え間ない農家の人々の努力の結果、ラシエラ産コーヒー豆は世間から注目を浴びるようになり、次第にコミュニティは経済的にも大きく成長を遂げ、コーヒー豆産地としてその地位を築き上げるまでになりました。
コミュニティの成長とともに、暴力や抗争は次第に減少し、現在の平和でのどかな土地へと変化していきました。

農園情報:高い標高に位置するラシエラ 13 農園では、その標高の高さからより高い質の豆を生み出すことが可能となっていることに加え、数十年、人工農薬を一切使用していない肥沃な土地であるため、コーヒー豆の味わいにより深みを持たせることができています。
また、日中と夜間での寒暖差が大きく、上質なファーメンテーション製法を行う上で必要不可欠な寒暖差という気候条件も兼ね備えています。

生産方法:この農園の代表的なコーヒー豆である La Sierra( ラシエラ ) は、ミューシレージの状態で低温 (20 度以下 ) にて発酵槽にアナエロビックの状態で約 170 時間漬け込まれます。
低温での発酵と空気を遮断したアナエロビックの環境により、乳酸菌の働きが活性化し、糖分を乳酸へと分解する乳酸発酵が行われます。
このようにして発生した乳酸は独特なフレーバーをコーヒー豆にもたらし、通常の製法では得られない特別な味わいを可能にしています。

カッピングプロファイル： Strawberry, Red currant, Cranberry

近年、流行しているアナエロビックですが、発酵感が強すぎず、洗練された酸味を伴った、素晴らしいコーヒーに仕上がっています。ベリー感をしっかりと感じられるので、多くの方に好まれるでしょう。アイスコーヒーでも負けない強度の風味があります。

この地域はレッドゾーンに指定される暴力や抗争の多い地域でした。標高が高く、とてもユニークなコーヒーが作られるこの地域は、まだ未熟な地域です。
地域の人々が集まり、コミュニティーを形成し、13の農園で作られたコーヒーは、人々の熱意を感じるパワーを秘めています。