COLOMBIA “Spice Queen” Monte blanco Purple Caturra

コロンビア　“スパイスクイーン” 　モンテブランコ農園　パープルカツーラ

■ 農園:Monteblanco 農園
■ 標高:1,750 ‒ 1,900m
■ 品種:Purple Caturra
■ 精製方法:アナエロビックファーメンテーション ( in Bio Reactor )

コロンビア政府によって行われた大規模コーヒー事業開発の際に、多くのコーヒー農園のインフラや品種の整備がされ、コロンビア全体で コーヒー生産品質の大幅な向上が実現された。この事業開発の際に開発が進まなかった南の地域に位置するのが、このモンテブランコ農園である。 開発の進まなかったこの地域ではコロンビアの現在の主流品種 Castillo や Colombia ではなく、Purple Caturra が生産されている。 今では珍しいこの品種はデリケートで生産が難しく、農園内の管理を徹底する必要がある。そのため、生産が比較的容易な品種がコロンビアでは 主流となっており、伝統的なこれらの品種の生産は珍しくなっている。 しかし、出来上がりのコーヒーを味わえば、なぜ彼らが今もこの品種を生産し続けるのか、その理由が明確に伝わってくる。

▷ 農園情報: 高い標高に位置するモンテブランコ農園では、生産者の強い想いから今までにないコーヒーを生産するという目標を持ち日々研究を続けている。 Q グレーダーとしてコーヒーテイスティングのプロである生産者が長い年月をかけて編み出したレシピは、今までのコーヒーの常識を覆す味わいを 作り出すことに成功した。彼らの徹底した温度や湿度の管理は、生産されるコーヒーの品質安定に大きく貢献している。

▷ 生産方法:
モンテブランコ農園で生産される豆はバイオマスの投入によって発酵時に二酸化炭素の発生を可能にしている。 この二酸化炭素の豊富な環境で長時間発酵するカーボニックマセレーションと呼ばれるこの精製方法は、通常の製法では得ることのできない 特別なハーブの香りとスパイスの味わいをコーヒー豆の中に作り出すことを可能にした。 温度と湿度の徹底した管理により最適な発酵具合を見極めることも、長年の研究と経験によって可能となった。

Cupping note: Lavender, Rose hips, Peach, Clean cup