2018
07/04
JCRC2018 ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップの結果報告
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JCRC2018 ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップの結果報告
SCAJ主催の焙煎大会が毎年行われるのですが、今年もchouette torréfacteur laboratoireの代表として髙山健二が参加してきました。
すでに決勝大会への参加者は発表されましたので、ご存知の方も多いと思います。予選突破なりませんでした。個人成績が先日届きましたので、提出豆の事や結果報告をさせて頂きます。
課題豆を焙煎しよう
予選用の課題豆を3kg支給されます。この豆を使用して検証と提出をしなくてはいけません。
検証の回数も限られていましたので、検証ポイントは多くはありませんでした。
・chouetteで行う低温焙煎でアプローチする
・課題豆の特徴を引き出せるポイントを探る
・点数を獲得し、選ばれる焙煎豆に仕上げる
この3点に照準を定めて、検証しました。
まずはテイスティングです。弊社のギーセンは300gであれば焙煎できます。
コーヒー豆の特徴を見るだけであれば、300gで十分です。検証なので、まずは300gを2種類仕上げました。焙煎の傾向を捕えたかったので、浅めの焙煎(1ハゼ後40秒ほど)と深めの焙煎(1ハゼ後1分10秒ほど)の種類を作りました。浅めに焙煎したものは、ボヤッとした印象で素材の輪郭がはっきりしません。1日目、2日目共に少ししっかりと焙煎してあげたものの方が甘さも酸味も際立っていて、特徴を捕え易かったです。オーバーローストになるギリギリまで持っていく方が美味しさを引き出せそうな感じがします。
残りの生豆は検証データを元に提出用に仕上げました。勝ち上がることが目的になるので、BetterではなくBestを目指します。微妙に違うコーヒーの味わいを数日間でカッピングを繰り返し、その中で決勝大会に残るためにベストな焙煎豆をカッピングで決めます。と言ってもなんどもカッピングできる量はないので、焙煎中にどこまでコーヒー豆の状態を把握できるかがカギとなるでしょう。
正直、どれも同じ豆で同じような焙煎ですから味や香りに大差ありません。カッピングの得点がもっとも高くなる焙煎豆を選んだつもりです。
予選ファイナルを越えて
JCRC2018は、80名の中から1次予選を2日間に分けてとり行います。
勝ち残った上位20名が予選セミファイナルへ進出できます。セミファイナルで高得点だった上位10名が予選ファイナルへ進出。予選ファイナルは、さらにその10名の内、上位6名が決勝大会へ進出できるのです。
途中結果等は参加者には知らされません。
個人個人には、結果の通知が届いております。
1次予選
無事、予選通過したようです。順位はわかりませんが、次につなげました。
予選セミファイナル
こちらも順位こそわかりませんが、予選ファイナルへ進出することが出来ました。
予選ファイナル
6位以内なら決勝大会出場決定です。
結果は・・・
7位
見た瞬間言葉を失いました。何も考えられなかったというのが、正直なところです。
あと一歩届かなかった事は、文字通り「後悔」でしかありません。それでもやれることをやったつもりですので、現在の実力が出せたと思います。
あと一歩届かず、これからのchouetteにできることを
ジャパンロースターコンペティション(JRC)もジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ(JCRC)もあと一歩のところが届きませんでした。
chouetteで表現するコーヒー豆へのアプローチが、両大会審査の方々から高評価を頂けたという事はポジティブに受け止めて今後に生かしていきたいと思います。
chouetteのテーマは、「素材をおいしく焼き上げる」事です。
今までもこれからもそのおいしさを皆様にお届けできるように、コーヒーという商品を媒介にして幸せな時間を提供していきます。
最後にOnline storeより、お客様の声をご覧下さい。ご興味のある方は店舗にお越しになるか、テイスティングセットを試して頂くことをお勧めしています。焙煎したコーヒー豆をお探しで、卸売をご希望の方はWholesaleへ。
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