2018
11/07
有田焼のコーヒードリッパーをchouetteで販売開始。
有田焼のコーヒードリッパー「セラフィルター」を販売開始
先日、chouetteでは営業開始から1年半が経過しました。コーヒーの抽出をもう一度見直したいと思い、たくさんのドリッパー・コーヒー豆の細かさ・お湯の温度・抽出時間・攪拌回数e.t.c.・・・
本当に様々なことを試しました。
残念に感じるお客様もいらしゃるかもしてませんが、結論としてペーパードリップを辞める事にしました。chouetteのコーヒーは、すっきり感を求めていません。甘さをしっかりと感じる事ができる質感があり、素材を感じる酸味や香りは明確でクリアです。そして、長く余韻が続きます。
ハンドドリップをするのにフィルターがペーパーである必要性があれば別ですが、chouetteにとって必ずしもペーパーである必要はありませんでした。そんな時に私たちは、有田焼で有名な佐賀県の有田で製造されている「セラフィルター」に出会いました。
有田焼で作られたコーヒーフィルター
このフィルターは、有田焼の「セラフィルター」と言います。
見た目には三角錐の陶器なのですが、水を通します。とても不思議です。
ネットでもセラミックフィルターは見かけますが、chouetteではTHREE RIVERSさんのセラミックフィルターを使用しています。理由としては、厚みがあり繰り返し使うことを想定しているからです。セラミックフィルターを使う前には、噂で目詰まりして使えなくなると聞いていました。ですが、ちゃんと手入れをすれば問題ありません。
聞いたら東京都の水道水に使われる浄水のフィルターにも使われる素材なのだとか。
カップやサーバーに置くためのフィルター受けは、ハート型の陶器で作られています。
ペーパーフィルターと同じように抽出すると、ペーパーフィルターに比べてセラフィルターの方がまろやかに感じました。なんでもセラフィルターを通過する際に、分子レベルで細かくなるそうです。なので口当たりがまろやかになります。
スペシャルティコーヒーの場合、個性が鈍く感じないように調整が必要になりましたが、高精度のフィルターは素材の酸味や香りを細分化し、1つ1つを捉えやすくしてくれます。
スペシャルティコーヒーの世界では、コーヒーという素材の美味しさをたくさん感じられる事がとても大事です。chouetteがセラミックフィルターに変更した背景として、「コーヒーの美味しさをもっとダイレクトに伝えられるハンドドリップをしたい。」という考えがありました。
ペーパーフィルターともメタルフィルターとも違うセラミックフィルターの美味しさをお楽しみ下さい。
有田焼「セラミックフィルター」店頭・オンラインストアでも販売
お店でハンドドリップでご注文頂くとセラミックフィルターで抽出したコーヒーを提供させて頂きます。
また、セラフィルターの販売もしていますのでお声がけ下さいませ。
最後にOnline storeより、お客様の声をご覧下さい。ご興味のある方は店舗にお越しになるか、テイスティングセットを試して頂くことをお勧めしています。焙煎したコーヒー豆をお探しで、卸売をご希望の方はWholesaleへ。