chouette torréfacteur laboratoire

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2017

09/04

コーヒーをサスティナブルに【chouetteの考える企業として出来る事】

chouette sastainable blendを発売開始

 

 
シュエットサスティナブルブレンドは、企業として地球規模で 起こっている問題に少しでも貢献する為に生まれたブレンドコーヒーです。

現在、飢餓で苦しんでいる国々に寄せられる食料援助量は年間390万t。 これに対し農水省の報告では、国内でまだ食べら れるのに廃棄されている食品は 年間 642 万tとされています。

chouette torréfacteur laboratoireではシングルオリジンのコーヒーを販売しています。 それは、コーヒーは人によって作られ私達の手に届くからです。 作り手の想いを感じて欲しいので、シングルオリジンでの販売を行います。 それは、これから先も変わらず続けていきます。

 

シュエットサスティナブルブレンドはコーヒーを飲む文化をsastainable(持続可能な)なものにする為に生まれました。

 

私達のコーヒー豆は焙煎から1ヶ月を賞味期限としています。 お客様にお渡しするまでは、温度管理されて熟成するので酸化のスピードは非常に 遅く鮮度を保つ事が可能です。ご家庭での保存で温度や湿度,光量の管理までは 出来ません。なので、焙煎から2週間を過ぎると店頭から下げてしまうのが現状です。 しっかりと管理されたコーヒー豆は、2週間を過ぎてからもさらにポテンシャルを 発揮します。販売出来る量も少量になってしまい単体ではパッケージが出来ない場合が 多いのです。ブレンドにする事で廃棄を無くし、未来へのバトンを繋ぎます。

 

 

Blended Coffeeの販売のきっかけ

 

 
chouetteでは、店頭でブレンドされたコーヒーを販売してきませんでした。

それは当店が素材を尊敬し、味を加えてしまう事を避ける為です。

コーヒー豆のブレンドは、風味やコクのバランスを整えたり、お店でオリジナルの味を作る為に行います。

ブレンドにする事で無限に好みの味を作り上げる事が可能になるのです。

 

私達はそれをしませんでした。

コーヒーを販売する上で、みなさんに素材を味わって欲しいのです。

ブレンドする事でいろいろな味が混ざってしまう事が、一番問題となっていました。

 

コーヒーをサスティナブルにする為には環境的、社会的、経済的に持続可能な状態を作り出さなくてはいけません。

コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる北緯25度線南緯25度線の間で栽培されます。

コーヒーを作る上で実は大量のキレイな水が必要なんです。

コーヒーの実を選別したり、パルプを取ったり、発酵させてミューシレージと呼ばれるコーヒーに種の回りにある粘着質を取ったり、それを洗ったり・・・

たくさんの水を使います。水を使えば汚れますよね。

水が豊かな場所でも、ただ廃棄していては段々と汚染されていきます。

また、栽培場所となる熱帯林は年々減少しています。

低木のコーヒーは、本来、高い樹木の下で育てる木陰栽培。しかし、木陰栽培では単位面積当たりの収穫量が少なく、機械が使用できずに手間がかかるため、森林を伐採してコーヒーだけの畑に仕立ててしまうのです。

単一栽培では害虫や病気の菌の影響を受けやすく、化学薬品を多く使うため、土壌や水質が汚染されます。するとまた、新たな土地で森林伐採が行われてしまうのです。

コーヒーの生産地域のほとんどは、生態系が多様な熱帯林、地球上に生存する生物の50~80%が存在するといわれる熱帯林の喪失は、生態系の破壊にもつながっています。

 

コーヒー農業でもサスティナブル農業を取り入れる農家さんが増えています。日陰を作るシェードツリーを植え、森や野生生物の保護をうたったシェードツリーコーヒーというものがあります。

レインフォレストアライアンスの認証マークを見た事がありますでしょうか?

レインフォレストアライアンス

小さなカエルが目印です。コンビニでも見かけますね。

野生動物の保護を目的としコーヒーだけでなく、紅茶やチョコレートまた家具なども含まれています。

 

オーガニックコーヒーもその一つになります。

JAS認定

化学肥料を使わない事で土壌汚染を防ぎ、コーヒー栽培をサスティナブルなものにしようとしています。

 

経済的にはフェアトレードコーヒー

フェアトレード

コーヒー産業は世界での市場規模が大きく、社会における影響力も非常に大きいのですが、昨今、コーヒー生産の現場ではいくつかの問題が起こっています。

まず、コーヒー生産者の多くは熱帯地域に暮らす小規模農家。支払われる対価は低く、十分な利益が得られないこともあり、貧困状態で暮らしている人も少なくありません。

コーヒーを苦労して作ってもお金にならなければ、生活が成り立ちません。

コーヒー農家に対して、適正な価格で継続取引されます。生産者の安定した生活につながるんです。

 

地球上に生存する生物の50~80%が存在するといわれる熱帯林。

その喪失によって生態系の破壊が進んでいます。

孤立した森林を木陰栽培のコーヒー農園でつなぐことで、動植物の生息環境を拡げながら生態系を守ることができます。私達、人間だけの地球ではありません。

大切なのは生物多様性です。

 

世界的にサスティナブルコーヒーの活動が行われ、スペシャリテーコーヒーというトレーサビリティのはっきりとしたコーヒーが流通するようになっています。

私達は小さなお店ですが、企業としてサスティナブルな活動を行っていきたいと考えています。

今年の夏にミストシャワーを取り入れた事もその一つでした。

 

お客様も参加出来て、よりコーヒーを楽しんで頂けるようにと今回のシュエットサスティナブルプロジェクトを発足しました。

今回出来上がったシュエットサスティナブルブレンドは普段店頭で味わって頂けるシングルオリジンのコーヒーとは違った複雑な味わいをお楽しみ頂けます。

(正直、ミックスジュースのイメージです。笑)

 

 

シュエットサスティナブルブレンドを飲もう

 

 
シュエットサスティナブルブレンドは、パッケージ出来ないような少量だけ残ってしまったコーヒー豆も使用する事で廃棄ゼロを実現します。

その時によって、扱っている量が変わってしまうので量売りにしています。

1g / 5.5円

 

通常店頭に並んでいるコーヒー豆よりもお求めやすくなっていますので、たくさん飲む方にはうれしいですね。

 

これからも美味しいコーヒーを飲み続ける為に、サスティナブルコーヒーを取り扱うのと同時にコーポレート・サステナビリティとして企業では、環境・社会面の考慮と経済的リターンを相反するものとしてではなく、両立させるものだととらえています。

そして、環境・社会のニーズを考慮することで新たなビジネスを創造していきます。

シュエットサスティナブルブレンドは社会・環境・経済の総価値を上げるという役割を担っています。

 

 

 

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