JCRC2019 ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップの結果報告

 

　
7月3日に臨時休業を頂き、皆様にご迷惑をおかけ致しました。 JCRC2019へ出場のため、お店を休みにしておりました。今年もSCAJ主催の焙煎大会に出場して参りました。

 

すでに決勝大会への参加者は発表されましたので、ご存知の方も多いと思います。予選突破なりませんでした。個人成績が先日届きましたので、結果報告をさせて頂きます。

 

大会内容の詳細はお伝えできない決まりなので、ご了承下さい。

 

 

課題豆を焙煎する

 

　
昨年は課題豆が送られてきて焙煎したのですが、今年は例年通り会場に設置された焙煎機を使用することになりました。

 

やはりいつもと違う環境と焙煎機では、いつもと同じように焙煎できないので実力が試されているのかな？と感じます。

 

焙煎時間が限られている事で、低温での焙煎をやるのか直前まで悩みました。一昨年にこの大会に初参加した時は、時間が足らずに2回しか焙煎できなかったので検証作業が間に合いませんでした。その時と同じミスをしないように高温で短時間の焙煎をすれば4〜5回は焙煎できるのです。焙煎回数が多い方が、より検証を重ねることができるので有利になります。

 

それでも今大会は低温焙煎で挑みました。

 

焙煎回数は時間いっぱい使ってなんとか3回を確保しました。実際に競技をした感想ですが、普段使っている焙煎機よりも温度変化に対して豆の変化が遅い印象を受けました。

 

1回目、2回目は正直上手く仕上がりませんでした。焙煎機の違いや課題豆の性格を理解することができず、どちらも十分に美味しさを引き出せませんでした。3回目にようやく狙いをつけて焙煎できましたが、時間いっぱいでこれ以上の焙煎を行うことができませんでした。

 

規定の重さの焙煎豆を袋に入れて提出です。あとは結果を待つだけです。

 

 

予選結果発表

 

　
決勝大会への出場選手は先に発表されますが、予選落ちした選手には後日郵送で最終順位が届けられます。

 

昨年は7位でした。

 

正直なところGiesenを使っていつもと同じ環境で焙煎したからその順位なのか、それともコーヒー豆に対する焙煎自体が評価されたのかわかりませんでした。決勝大会に出場できなかった悔しさと同時に、お店で提供しているコーヒーが審査員からも評価を得られる物を提供できているんだと自信にはなりました。

 

 

2019年は、会場に設置された普段使うことのない焙煎機を使用して行われたので、焙煎自体の評価を確認できる良い機会となりました。高温で短時間の焙煎がメインストリームですが、低温焙煎はちゃんと評価されるのかがわかります。

 

 

JCRC2019 ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップの結果は

8位

 

昨年から順位を1つ下げましたが、セミファイナルまで残りもう少しで決勝大会に届きそうな場所。

まだまだコーヒーショップとしてもロースターとしても足りていないのだなと教えて頂きました。

 

 

ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップに出場する理由

 

　
私たちは、他のどのコーヒーロースターとも違うアプローチでコーヒー豆を焙煎しています。

前例がないので客観的な正しい評価を受ける機会があることは、とてもありがたいです。

 

chouetteが提唱する低温焙煎が広く知られるキッカケになれば、より素材に寄り添ったコーヒーを皆様にお届けできるでしょう。

 

今回は8位となりましたが、経験を積みスキルを磨いてまた来年チャレンジしたいと思います。