chouette torréfacteur laboratoire

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2017

11/20

寒い日にお家で美味しいカフェオレの作り方

カフェオレを作ろう

 

 
もう11月も後半ということで、寒さも厳しくなってきました。朝晩の冷え込みが身に染みます。寒い日の朝はコーヒーで目を覚ましましょう。今回は寒い日にぴったりのカフェオレのご紹介です。しかも、お家でも作りやすいペーパードリップを使ったカフェオレです。優しくあなたの体を起こしてくれますよ。

 

 

カフェオレとは

 

 
既にご存知かもしれませんが、わからない人のために説明します。カフェオレは「Café au lait」と書きます。フランス語でミルク入りのコーヒーの事です。

じゃあカフェラテは?こちらはCafe latteという造語です。latteはイタリア語でミルクを意味しますのでこちらもミルク入りのコーヒーのことです。

 

 

カフェオレとカフェラテの違いは

 

 

カフェオレはフィルターを通してドリップしたコーヒーにミルクを入れたものです。対するカフェラテはイタリア文化ですのでエスプレッソにミルクを入れたものを指します。

chouetteには「latte」というメニューがあります。「latte」=「カフェラテ」に相当します。コーヒーショップでは良くあるメニュー表記です。

 

 

美味しいカフェオレを求めて

 

 
カフェオレはドリップしたコーヒーとミルクとのバランスが非常に大切です。一般的にはコーヒー:ミルク=1:1というのが定説です。

本当かどうか試すに当たり、条件として以下の事を取り決めました。

・コーヒーとミルクを足して、いつも使うカップにぴったりの量になる事

・コーヒー粉の状態と重さは普段のペーパードリップと変えない

・ミルクに良く合う「No.Zéro」を使う

 

変えたのは抽出するコーヒーの体積だけです。体積を変えることで、抽出されたコーヒーの濃さを変えていきます。

 

まずはコーヒー:ミルク=1:1のカフェオレを作ります。

つまり、コーヒーは普段のお湯の量の1/2で抽出します。

 

同時に濃い方が美味しい気がするので、濃いめのカフェオレも作りました。

こちらはコーヒー:ミルク=1:2です。

コーヒーは普段のお湯の量の1/3で抽出します。

抽出濃度の違うコーヒー

そして、温かいミルクを注いだものがこちら。

コーヒー濃度の違うカフェオレ

左がコーヒー:ミルク=1:1

右がコーヒー:ミルク=1:2

 

色が違いますね。では早速ですが、飲み比べます。

比べるとわかりますが全然違います。濃いめに入れた方が美味しいという思い込みがある中で飲んだのですが、1:1の方が正直美味しかったです。

普段はカフェラテを飲むのでエスプレッソのイメージが強く、濃いめで入れる事でミルクに負けないように考えていました。

今回の結果で1:1で作ったカフェラテの方が美味しかったのは、次の理由からです。

・コーヒー自体の華やかな香りがしっかりと感じられる。

・正直、どちらも少し薄くすら感じるが、よりコーヒー豆本来の香りを楽しめた。

 

これは、抽出量が少なすぎると十分なコーヒーの風味を感じられない事が原因でしょう。ミルクティーに近い美味しさでした。香りは紛れもないコーヒーです。

 

 

カフェオレのコーヒー豆による違い

ニカラグアで作るカフェオレ

 

「No.Zéro」は、chouetteで普段からミルクに併せるコーヒーなので相性が良いのは当然です。試しにシングルオリジンのニカラグアのコーヒーで淹れてみました。

こちらはピーチやアプリコットと言った華やかで優しい甘酸っぱさが特徴のコーヒーです。

 

コーヒー:ミルク=1:1で淹れます。

キレイな色をしています。

ライト越しのコーヒー

 

同じように温めたミルクを合わせてみましょう。

カフェオレを作る

 

やはり、先ほどと同じでコーヒーの素材感とミルクのバランスが良いです。

ドリップコーヒーを作る時も同じですが、コーヒーとお湯のバランスは非常に大事になるんです。ミルクとコーヒーのバランスを考え直さなくてはいけないかもしれません。

 

今までは、濃いめに落としたコーヒーでカフェオレを作っていました。今回勉強になったのは、お家で作りやすいカフェオレもバランス次第で表情が変わるということです。濃いめのカフェオレが飲みたい時とやさしいカフェオレが飲みたい時で自在に作れます。

作り方は最後にまとめます。

 

 

さらにコーヒーの量を増やすと

 

 
もっとコーヒーの体積が多い(つまりお湯の量を多くしたコーヒー)カフェオレも作ってみます。これをやらないとベストバランスがわかりません。

今回はコーヒー:ミルク=2:1です。コーヒーの方が多いですが、その分お湯が多いので薄く感じる不安があります。それでは作ってみましょう。

ペーパードリップ

これは正直ビックリしました。この作り方の方がコーヒーの香りが分かりやすいのです。

当然ですが、お湯の量が多くなりますので薄く感じます。

 

この感覚は覚えがあるのですが、ウイスキーの水割りみたいです。

ロックやストレートで飲むよりも、水で割った方がウイスキーの香りが分かりやすくなります。

 

ちなみにもっとコーヒーの割合が多い(お湯が多いので薄めです)カフェオレも作りました。だんだんとストレートのコーヒーにミルクを入れた感じになってきて、カップとしてのバランスが崩れてきました。

 

おすすめのカフェオレの作り方

 

 

 
最後に2種類のカフェオレをご紹介します。

 

今までやってきた結果からできたベストレシピはこちら

いつものコーヒー(g):ミルク(ml)=2:1

chouetteのカップをベースに説明します。

コーヒー16gをペーパードリップで抽出します。普段は240mlのお湯で抽出するので160mlのお湯を使い抽出します。抽出したコーヒーに温めたミルクを80ml入れて出来上がりです。

お好みで砂糖を入れて甘くしても美味しいです。香りはコーヒー豆の香りがしますが、ミルクティーのようなやさしい飲み心地です。素材の風味を楽しむのであればミルクを多く入れ過ぎるのを避けましょう。

 

次に濃いめがお好みの方のためのレシピもご紹介します。

コーヒーいつもの1.5倍(g):ミルク(ml)=ちょっとだけ:残り全部

贅沢にコーヒー豆を使う方法です。コーヒー粉は1.5倍に増やして抽出量を少なくします。十分にコーヒー粉を蒸らして上げる事がポイントです。そうしないと抽出量が少ないので美味しさが出し切れません。こちらのほうが技術がいるかもしれません。コーヒーの抽出量は30mlで十分です。これに温めたミルクをカップ一杯に注ぎましょう。濃いめでしっかりとしたカフェオレになります。

 

お家でカフェオレが飲みたくなったら試してみて下さい。

 

 

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