chouette torréfacteur laboratoire

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2020

07/25

コーヒーの新常識!? 焙煎したてのコーヒーがオススメされない理由

コーヒーは焙煎したてが美味しいの?

シェアロースト、焙煎

 
コーヒー豆についてのご質問を頂くことが非常に多くなって、とてもありがたいです。
特にchouetteでは、焙煎方法自体が他では真似できませんから、プロの方からもしばしばご質問を頂きます。

今回は、焙煎したコーヒー豆の本当の飲み頃とコーヒーのトレンドを合わせてご説明していきます。

 

「コーヒーは生鮮食品だから、鮮度が大事で焙煎したてが美味しい。」

 

この言葉、1度は聞いたことがあるかと思います。
実際にコーヒーロースターの方に飲み頃を聞いて頂ければわかると思いますが、焙煎したてのコーヒーが美味しいというお店は少数派です。
圧倒的多数が焙煎してから数日経った方が美味しいと答えます。

New black

コーヒー豆を買ってきてからコーヒーを飲むわけですから、実際に焙煎したてのコーヒーを飲むことはご家庭では難しいですよね。実はお店でも焙煎したてのコーヒーを使うことはありません。焙煎したてのコーヒー豆を抽出しても味や香りが落ち着かず、美味しく感じないのです。休ませること(エイジング)で、抽出がしやすくなり、味や香りのバランスが整って美味しいコーヒーに仕上がるのです。

 

ほとんどのコーヒー屋さんが焙煎したてのコーヒーをオススメしていないのに、なぜ「焙煎したてが美味しい」という常識が一般的なのでしょうか?

 

一昔前は、深煎りのコーヒーがメジャーで、コーヒーに砂糖やミルクを入れて飲むことがほとんどでした。この深煎りのコーヒー豆なのですが、焙煎が深くなるほど日持ちがしないのです。深煎りのコーヒー豆は200度以上の温度に晒されます。コーヒー豆が焙煎されて黒くなるのは、酸化が原因です。どんどん炭に近ずいているんです。焙煎が深くなるほどコーヒー豆から油脂分が表面に出てきますから、その油も空気中で酸化します。

そういったコーヒーは早めに飲んでしまった方が美味しく飲めるのです。
日数が経過するほど美味しくなくなる。これが「焙煎したてが美味しい」と言われる理由です。

 

昔ながらの喫茶店のような深煎りのテカテカに光ったスモーキーなコーヒー豆は、最近では少なくなってきています。コーヒーは文化ですので、時代とともに変化することは必然です。浅煎りのコーヒーが多くなって、深煎りといっても昔ほど深い苦々しいコーヒーはほとんど見ません。そういった焙煎の変化から、コーヒー豆の飲み頃も変わってきています。

お店によってまちまちですが、飲み頃は焙煎から2~3日後、1週間前後というお店が多いような気がします。

低温焙煎, low temperature roasting

浅煎りのスペシャルティコーヒーを扱うお店の中には焙煎から2週間後が飲み頃というお店もあります。
かく言う、chouetteのコーヒー豆の飲み頃も焙煎から2週間後と定めています。

これは焙煎が浅くなるにつれて、加熱による影響が少なくなり、焙煎中の酸化が抑えられるからです。油脂分も表面に出てこないので、エイジングが可能になりました。エイジングをすると鮮度が落ちると考える方もいらっしゃいますが、そうではありません。適切な温度管理下で鮮度を保ちながら、カップクオリティをアップさせるのがエイジングです。

焙煎してすぐ飲んでも、もちろんある程度美味しいです。
味わいや香り、質感や余韻に到るまでバランスよく最大限に楽しめるのが、2週間後というポイントなのです。

 

 

飲み頃に合わせてコーヒー豆を購入しよう

コーヒー豆, 真空パック

 
コーヒー豆を購入する時に、買ったコーヒーの飲み頃を知っておくことはとても大切です。

難しいことはありません。お店の人に聞いてみましょう。

 

スーパーなどでもよく見かけるバナナ。食べ頃ってありますよね。冷蔵庫に入れておけば長持ちしますが、一向に熟してきません。冷凍庫に入れた時は、解凍するとベチャベチャになりますね。冷凍したままスムージーにしちゃうというのも一つの方法ですが、基本的には食べ頃の美味しいうちに食べてしまうのが一番美味しいんです。

コーヒー豆も同じで、飲み頃の時に飲むのが一番美味しい。

コーヒー

どんなに美味しいコーヒーでも美味しく飲める期間は限られています。ご家庭での保存だとコーヒーのパッケージを開封してから1週間〜2週間ほどでしょう。

すぐに飲んでしまうのであれば、ちょうど飲み頃のコーヒー豆を選んでもらいましょう。また、家に少しだけ残っていて飲み始めるまでに数日かかるのであれば、逆算してえら選んでもらうのも良いかもしれません。

 

コーヒーの飲み頃を知っておくだけで、より長く美味しいコーヒーを楽しむことができます。

 

 

コーヒー豆の保存

コーヒー,カフェ

 
コーヒー豆の保存については、何度かブログでも取り上げてきました。
最新情報も更新したいので、一般的なコーヒー豆の長期保存方法とchouetteのコーヒー豆の保存方法の2パターンをお伝えします。

 

先にお伝えしますが、コーヒー豆の長期保存は基本的にオススメしておりません。飲み頃のコーヒー豆は、美味しいうちに飲みきってしまうことが大前提です。

 

まずはコーヒー豆の劣化する原因から。
次の3つが主な要因です。

・空気(酸素)
・水分(湿度)
・光(紫外線)

 

この3つを避けることがコーヒー豆の保存には大切です。温度が上がると劣化スピードが加速しますので、温度が低いとより良いと言えます。

詳しい説明はこちらでお伝えしています。

▶︎ コーヒー豆の鮮度を保つ保存方法

 

 

おすすめの一般的なコーヒー豆の保存について

 

コーヒー豆専用のキャニスターかジップロックのような袋に移して、できるだけ空気を抜いた状態で冷暗所で保存して下さい。

どうしても長期保存が必要な場合は、開封前の状態でジップロック等のチャック付きの袋でカバーして冷蔵庫に保存して下さい。(コーヒー豆は匂いを吸収しやすいので、袋を重ねての保存が好ましいです。)

 

 

chouette(シュエット)のコーヒー豆の取り扱い方法

 

chouette(シュエット)のコーヒー豆は、真空パッケージですので外からの影響は受けません。季節等の温度状況により、少量のガスが発生することはありますが、そのまま保存頂けます。
冷暗所での保存が基本で、開封後はパッケージ内の空気をできるだけ抜いてチャックを締めればそのまま保存が可能です。

長期保存が必要な場合は、開封前の状態で冷蔵庫に保存して下さい。

chouette blanche, コーヒー, パッケージ, 袋

 

焙煎したてが美味しいという概念は過去のものです。エイジングにより、さらに美味しくなったコーヒーがたくさんあります。ぜひ、近所のコーヒー屋さんで、コーヒー豆を買うことがあれば聞いてみて下さい。

 

 

chouette 情報

 

 

chouette torréfacteur laboratoireを
ご紹介して頂きましたメディア情報
をご覧下さい。

【MEDIA

 

 

代表 高山健二

・低温焙煎イノベーター
・シュエット トレファクチュール ラボラトワール 代表

 

chouetteのコーヒーへの想いはConceptにてご覧頂けます。

Concept

 

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chouette クオリティ (コーヒー豆の品質保証)

・独自の低温焙煎

・焙煎後24時間は、18℃で休息

・コーヒー豆は真空パッケージでお届け

 

 

各ショップ情報(店舗名をクリックするとオンラインストアに飛びます)

【chouette torréfacteur laboratoire 】

常識に捉われず
人と素材にまっすぐと向き合い
自然と共に生きる価値を創造する。

 

 
 
 
chouette blanche, coffee

【chouette blanche 】

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環境に配慮し、未来に繋ぐ私たちのフィロソフィー『コーヒー1杯の価値を変える。』

Online store: http://chouettetl.theshop.jp
Instagram: https://instagram.com/chouettecoffee_blanche

 

 

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